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笑いのない人生なんて。


by soulset4u

TOKYO NO.1 SOULSET -3-

ロクに寝ず、ロクに喰わず 女と寝ることさえもせず

自由についてのアナーキストは 暖かいのか、冷たいのか

わからぬ日々を全部飲みこむ 唾を飛ばし、青春を叫び

新しいメディアを片手に おどけたポーズでかきまわし

周りを次々と混乱させる 出来上がった街に花を添えるくらいなら

唇尖らせ一服し 地下空に太陽を昇らせてやる

あごひげを丁寧にとかしながら 何ならその場で急に倒れてみせる

腕組みをして、彼が想い願うことは ただ放っておいて欲しいだけなのさ

 

silent time and then pure day by day

無垢の日々、静けさのとき

何もいうことはないけどそれでいい

good morning

 

足に絡んだ感触求め 浮き立ち輝く波を求め

子供の声、大人のあやし声 雑踏の浜辺、波の音うすく

裸で戯れた一日中 いや一年中、温もり感じながら

揉まれ、じゃれ合い、汗だくになり ときには傷も負ったりする

波が来ると口に入り 何とも言えぬしょっぱい味が

辺りが赤くなる、ふと気づいた 木陰に潜む可哀想な空家と

それと彼の世界の空虚とはいったいどんな関係があるのか

危険に揺れてる星を感じ 強く熟れる香りが今、解き放たれる夜

 

silent time and then pure day by day

無垢の日々、静けさのとき

何もいうことはないけどそれでいい

good morning

 

片手はポケット、小銭握りしめ タバコをふかし街路樹さまよう

立ち昇る煙追い、天を仰ぐ 木漏れ日に映る紫は

夢を見つつ、心もつれた あの頃のように揺れている

老樹から落ちる葉は確かなスピードで 彼の視線を捉えている

それが落ちるとき、足が地に着くとき かすかな音がポケットの小銭と

共に耳元で響き渡る 丹念に耕された大地に

麦の種は既に蒔かれた 花が咲き、実を結ぶときを待つ

豊作悦び刈る人のように 小さく一歩、また一歩

 

ここから出ることはもう不可能さ 温かいコートのない雪の日に

気がつくとタバコも二箱目 見知らぬ客と酒を酌みかわす

気がつくとなんだ僕一人か 待ち合わせしていたはずだが

満足を覚えた者は後ろを 振り返らずに歩み出したのだ

足跡さえも、足音までも 雪は無言で消してゆく

街がだんだん白くなる そして乾いた穴も白くなる

雪が溶け切る、きっとその頃 僕の記憶は遠く薄らいでゆく

無垢の日々、静けさのとき 何も言うことはないけれどそれでいい

good morning

 

silent time and then pure day by day

無垢の日々、静けさのとき

何もいうことはないけどそれでいい

good morning
by soulset4u | 2004-07-22 00:50 | モノにヒトコト